コンセプト

Luxe(リュクス)とは

物質的な贅沢さよりは、心の余裕を感じさせる豊さ。
ブランド物ではないが、職人がしっかりと作りこんだものを末長く使う贅沢ということ。

流季とは

季節の流れを感じられる住み方、空気の流れを感じられる住み方

流季の家は、「県産材優良住宅」の提案の場です。消費者、建築業者、施工業者、木材・建材業者に参考としていただけるモデル住宅と、研修、地域コミュニティーの場としての活用を図り、『石川県産材利用モデル住宅普及推進住宅』としてスタートすることになりました。

Luxe house 流季の家は・・・

  • 1.自然素材をたっぷりと使っても、価格的に無理のないような使い方を提案できる工夫をします。
  • 2.手間に対しての対価は、住宅の耐久性に大きな影響力があることを理解してもらいます。
  • 3.我が家にすむという満足感は、設備や使い勝手の良さだけではなく、そこに流れる時間的経過や情緒的安信感からも心地よいと感じることだということを体験していただきます。
  • 4.住まいやすい住宅は、人工的に管理された環境ではないことを認識してもらいます。
  • 5.人間らしく生きることとは、自然環境に対して受動的で寛容でなければならないことを伝えます。
  • 6.幸せとは、自分や家族だけが甘受できるものではなく、周りの協力者や自然環境とも折り合いをつけながら感じるものだということも理解してもらいます。

「資材流通業」がなぜコンセプトハウスを建てたのか?

自然素材の住宅資材流通業」としての足元と、これからの流通業として進むべき道筋をより強固なものにするために当社は決断しました。
お客様(工務店さま)に具体的(ビジュアル)な説明ができる展示場として活用していただく。住民の皆様に地域コミュニティーの活用場所を提供し、県産材モ デル住宅に理解を深めてもらいます。地域材の「すぎ・ひば・ひのき」をたっぷりと使って、心地よく末長く住み続けてもらえるような住宅を提案していきたい のです。

1階には広い土間を配し、前面敷地と道路を一体化して地域のコミュニケーションの場として活用します。2階は広い空間スペースを確保して、各種講演 会や勉強会などや自由なコミュニティーとして使ってもらいたいと考えます。これからもコンセプトハウスを通じて、『地域住民のために地域素材を使って地域 の職人が作り上げる住宅』の普及推進に努めたいと思っています。

Luxe house 流季の家 命名にあたり

誰もが、わが家は世界でたった一つの素晴らしい家でありたいと願っていることでしょう。家を建てたいと思う人ならば当然のことです。

問題は、そんな施主さんの願いが叶うことが少ないことにあります。

なぜか?
業者の意向が、施主さんの意向に沿っているとは限らないからです。

かつては、家を建てる際、近所の大工さんに依頼しました。人と人が生活する上においても繋がりがあって、一種のコミュニティを形成していたからです。コミュニティでは、相手の立場に立った考え方が求められます。当たり前のように良質な住宅が建てられました。
今の時代は、住宅が売買される「商品」になってしまいました。心のつながりではなく、ビジネスで取引されるようになりました。買う側と売る側に立場が分かれ、売る側は、安く大量に売ることで利益を出すシステムになってしまい、施主さんのための家づくりではなく、「売る側」のための家造りになったのです。

自分たちのおじいちゃんの頃には、家の普請や建て替えも近所の大工さん(棟梁)にお願いをして長く住むことが当たり前でした。やがて高度成長期に入り、買ってしばらくして売るともう少しいい住宅に住めるような時代になったのです。家は建てるものという考え方から「買うもの」という考え方に変わりました。
職人の手技や、住宅に使われている材料の良さ(高級というだけでなく必然で)での評価ではなく、表面上の使いやすさや快適さをより評価する考え方が蔓延していきました。それでは本当の意味の「良質な住宅」は建つはずもありません。

ムラモトコンセプトハウス
Luxe house   流季の家(るきのいえ)の考え方は「昔」風です。

日本の温暖で多湿な気候風土を遮るような空間を作る新工法(高気密高断熱)ではなく、暑さや寒さを感じながら、それを先人の知恵で緩和させる生活スタイルの提案を目指します。とはいえ、夏暑く冬寒い家ではありません。長期優良住宅の性能評価を受けた、高断熱住宅です。

住宅は買うものではありません。建てるものです。
建てるものであれば、造り手の心が伝わるようなものでなくてはなりません。
手づくりなのですから、職人がひと手間かける住宅が当たり前です。
日本の気候風土を感じ、適材適所の材料を使い、職人の手技で建てる。
いつまでたっても愛着が薄れないだけの圧倒的な信用・信頼感。
そんな住宅を、地元の工務店や棟梁ならば建てることが出来るということを示したいのです。